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| From Editor(編集部からのお便り)
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“ボンズ後”のジャイアンツは投手中心?
ジャイアンツが若手右腕のマット・ケインと4年925万ドル(約11億1000万円)で4年契約を結びました。現在22歳のケインは、2002年のドラフト1巡目(全体25位)で入団。実質メジャー1年目の昨季は13勝に加え、リーグ5位の奪三振率8.45をマーク。5月21日のアスレチックス戦では1安打完封の快投を見せるなど、近い将来のエース候補として期待を集めています。
ジャイアンツのブライアン・サビーンGMといえば、極端なまでにベテラン選手を好むことで知られていますが、最近はその方針にも少し変化が出てきた様子。昨年4月には左腕のノア・ロウリーと4年契約を結び、今季はジョナサン・サンチェスやティム・リンスカムといった有望株にもローテーション入りの可能性がありそう。以前とは違い、若手にも積極的にチャンスを与えようとする姿勢が明確になっています。
“バリー・ボンズ後”のジャイアンツは、こうした若手たちに超破格の条件で入団したバリー・ジートを加えた、投手中心のチームになるのではないか。一連の動きからは、そんな青写真が見えてきます。(イ)
次回更新は3月8日(木)です。
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ラミレスがキャンプインを遅らせ車のオークションに登場!?
レッドソックスのマニー・ラミレス外野手が、昨年に続いて3月1日にキャンプインすることになりました。野手組の初練習は現地2月22日。労使協定により、27日までにキャンプインしなければならないと定められています。しかし、ラミレスは昨年、コンディションを万全にしたいとの理由でキャンプインを遅らせ、今年は手術明けの母親に付き添いたいとして、遅れることをチームから認められました。セオ・エプスティーンGMもテリー・フランコーナ監督も、「家族の事情だから」と容認する考えを明らかにしています。
ところが21日、ラミレスが24日にニュージャージー州のアトランティックシティで行なわれるクラシックカーのオークションに登場する予定であることが発覚しました。ラミレスはクラシックカーのコレクターで、自分が所有する1967年型のリンカーン・コンチネンタルも当日に出品されるとのことです。しょっちゅう、メディアに格好の話題を提供してくれるラミレス。またもやってくれました。個性派が多いレッドソックスのなかでも、やはり彼は別格です。同じドミニカ共和国出身で仲よしのフリアン・タバレス投手も言っています。「マニーはただただマニーだ。彼は他人のことを考えない。マニーの人生には1人の人間しか存在しないんだ。それがマニーさ。彼は世界に多くの人間がいることを知らない」……何ともうらやましい性格ですね。(は)
次回更新は3月1日(木)です。
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名鑑の違和感も、この時季の風物詩
スプリング・トレーニングはスタートは目前。待ちに待った球春到来がいよいよ間近になってきました。
編集部では現在、今月24日に発売される、毎年恒例の名鑑号の制作が佳境を迎えています。その名鑑に並んでいる顔写真を、ざっと見回してみると、自分的にはまだ少し、しっくりこない箇所がちらほら。
例えばバリー・ジートがアスレチックスのページではなくジャイアンツのページにいたり、アストロズのページにジェフ・バグウェルがいなかったり……。やはり、見慣れたところに見慣れた人がいないというのは、最初は違和感があるものです。
ただ、これがしっくりくるようになる頃には、シーズンもめでたく開幕し、全米中で熱い戦いが繰り広げられていることでしょう。
そうこうするうちに、我がタイガースの(元)エース・井川慶のニュースが入ってきました。なんとヤンキースのジョー・トーレ監督が、井川の先発ローテーション入りを明言したというではありませんか。
レッドソックスでエース級の活躍が期待されている松坂大輔とは違い、井川にはローテ入りを危ぶむ声が多々ありました。
そんな最中に、トーレ監督のうれしいお言葉。こうなったら阪神時代のようにバリバリ投げて、バリバリ勝ってもらいましょう!
もちろん、ボストン戦では頑張らなくていいからね、井川。(松)
次回更新は2月22日(木)です。
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メジャー復帰をめざす者たち
ご存じの方も多いと思いますが、サミー・ソーサがレンジャーズとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加します。また、レイ・オルドニエスも同様に、マリナーズでメジャー復帰をめざします。
ソーサは2005年までメジャーでプレーして通算588本塁打。1998年にはマーク・マグワイアとのアーチ・バトルで全米を熱狂させました。そのオフに日米野球で来日。日本のCMにも登場したので、お馴染みの人も多いでしょう。オルドニエスは2004年までメジャーでプレー。メッツ時代にはアクロバティックな遊撃守備を披露し、97〜99年には3年連続ゴールドグラブに輝きました。いずれも引退宣言はしていませんが、その後はマイナーリーグなどでもプレーはしておらず、ソーサは1年、オルドニエスは2年のブランクがあります。
彼らのようにブランクのある選手がメジャーに復帰した例は過去にもあり、すぐに思いつくだけでも、70年代には球界の内幕を書いた『ボール・フォア』で有名なジム・バウトン投手、90年代にはライン・サンドバーグ二塁手が、いったん引退した後、ブランクを経てメジャー復帰を果たしています。
ただ、ソーサもオルドニエスも、あくまでマイナー契約。過去にも多くの実績ある選手が同様の契約を結び、4月を前に“カット”されてきました。開幕をメジャーで迎えるためには、今までの実績ではなく、スプリング・トレーニングで結果を出さなければいけません。特にオルドニエスは厳しいと思います。それでも、かつての活躍を見てきただけに、彼らの復帰への道のりは(結果はともあれ)注目せずにはいられません。(う)
次回更新は2月15日(木)です。
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いまだ“求職中”のベテランたち
スプリング・トレーニング開始まであと少し。新しいシーズンが本格的に始動しようとしています。しかし、この段階になってもまだ“雇い主”が見つからないベテラン選手が何人かいます。
主なところでは、通算2336安打のバーニー・ウイリアムズ、ゴールドグラブ5度、昨年6月に史上6人目の300本塁打&300盗塁を達成したスティーブ・フィンリー、2001年に41本塁打、昨季は3チームで計22本塁打のフィル・ネビン、1999年に21勝、派手なパフォーマンスでも人気を博したホゼ・リマ、レッドソックスが04年に世界一に輝いた時の正二塁手だったマーク・ベルホーンといったあたりが、まだ所属先が決まっていません(バーニーはヤンキースからマイナー契約を提示されているようですが)。
すでに全盛期は過ぎた彼らですが、まだ希望は捨てていない様子。「今よりもっとひどい状況の時でも、オレは力強くカムバックしてきた」と語るのは、ドミニカ共和国のウインター・リーグで5勝0敗、防御率1.31と好成績をマークしたリマ。「どこからも声が掛からなかったらメキシコ(メキシカン・リーグ)に行く」とも話しており、引退するつもりはさらさらないようです。
個人的には、スパッと潔くユニフォームを脱ぐ選手より、ボロボロになるまで現役にこだわる選手の方が好みなので、リマたちにはまだまだ頑張ってもらいたいところ……とここで気になるのは、あのリッキー・ヘンダーソン。昨季はどこにも所属しませんでしたが、本人いわく「1年オフを取ることにした」だけで引退ではないそうです。今年はどうするんでしょうか。(イ)
次回更新は2月8日(木)です。
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何かと気になるイチローの今後
イチローが2つの意味で、大きな転機を迎えようとしています。第1は契約問題。今シーズンがマリナーズとの4年契約の最終年です。現地1月24日、ビル・バベシGMはイチローとの再契約を「最重要課題」と語りました。マリナーズは任天堂が親会社ということもあり、過去にもマック鈴木、佐々木主浩、長谷川滋利、木田優夫と契約。昨シーズンは城島健司が日本人メジャーリーガー初の捕手として活躍しました。本拠地を置くシアトルには日本からの観光客も多く、イチローは観光の面でもマリナーズにとって手放せない存在です。ただ、3年続けて地区最下位という現状にイチローは不満を抱いていると伝えられており、今シーズンもチーム力が向上しないようなら見切りをつけて強豪チームに移籍する可能性もあります。バベシGMは「契約交渉の時期は重要ではない。彼にとってもシアトルは特別な場所のはずだ」と楽観視していますが、うかうかしていると手遅れになりかねません。
第2の注目点は守備位置です。昨シーズン終盤にジェレミー・リードの故障によってライトからセンターへコンバートされ、今シーズンは開幕からセンターに固定される予定。ライトにはナショナルズから移籍したホゼ・ギーエンが入ります。マイク・ハーグローブ監督が「イチローはセンターでもゴールドグラブを獲れる。守備範囲の広さを生かせる点ではセンターがぴったりだ」と言うように、6年連続ゴールドグラブ受賞の守備力に悪影響が出ることはないと思いますが、センターをフルシーズン務めるのはメジャー移籍以来初めてだけに目が離せません。今シーズンは打撃だけではなく、守備にも注目してはいかがでしょうか。(は)
次回更新は2月1日(木)です。
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殿堂にカネやん節が響く
先日、東京ドーム内の野球体育博物館(いわゆる野球殿堂)で行なわれた、今年度の殿堂入り発表の記者会見に行ってきました。今回殿堂入りを果たしたのは2人。1950年代〜70年代にかけて阪急ブレーブス(現・オリックス・バファローズ)のエースとして通算254勝をあげた、故・梶本隆夫さんと、84年のロサンゼルス五輪で日本が金メダルを獲得した時の監督、松永怜一さんです。
この記者会見は、殿堂入りした本人のスピーチ(故人の梶本さんは夫人の享子さんが代行)の他に、その人ゆかりのゲストも登場して、祝福のスピーチをします。そしてこの日、梶本さんゆかりのゲストとして登場したのは“不滅の400勝投手”カネやんこと金田正一さんでした。
そのスピーチで金田さんは「去年の梶本の葬式で、来年は必ずお前を殿堂入りさせると霊前に約束したが、内心はウソをついたことにならんかと、ヒヤヒヤしてました」と会場の笑いを誘った後、「梶本の偉大さはこの私が保証します。みなさん、梶本のような投手がいたことを、どうか忘れないでください」とコメント。この時、場内はその日一番の拍手に包まれました。
当然のことながら、僕は梶本さんのプレーする姿を実際に見たことはありません。過去に殿堂入りした人々のリストを見ても、恥ずかしながら、知らない名前が多数あります。しかしそのような若い世代に、かつての名選手の活躍ぶりや、野球の発展に貢献してきた人々の功績を語り継ぐことこそが、野球殿堂というものの存在意義であると実感しました。
梶本隆夫さん、松永怜一さん、このたびは殿堂入り、おめでとうございました。(松)
次回更新は1月25日(木)です。
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クローザーの殿堂入り基準は?
現地1月9日、今年度の殿堂入り選手が発表になり、カル・リプケンJr.とトニー・グウィンが新たに殿堂に加わることになりました。この2人は予想通りの結果でしょう。一方、こちらも予想通りと言うべきか、マーク・マグワイアは今回、殿堂入りに達するだけの得票を集めることができませんでした。これには、ステロイド問題が絡んでいるのは間違いありません。
投票結果や、ステロイド時代の選手をどう評価すべきなのかについての考察は、1月24日に発売になる本誌で詳しくレポートするのでここでは触れませんが、その他で気になったのは、リー・スミスの得票率です。昨年の45.0%から39.8%にダウンしました。
スミスは通算478セーブを記録し、これは昨シーズンにトレバー・ホフマンに抜かれるまでは歴代1位でした。けれども、クローザーにとって殿堂は、他のポジションよりも狭き門。300セーブ以上で殿堂入りしているのは3人しかいません。
ただ、その一方で、歴代17位の310セーブをあげているグース・ゴセージの得票率は、昨年の64.6%から71.2%にアップしています。もちろんセーブ数だけで評価するわけではないですが、セーブという比較的新しい記録(1969年より公式記録)をどう評価すべきなのかも、まだ確定していないのではという感じがします。(う)
次回更新は1月18日(木)です。
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◆ESPNの超毒舌アナリスト
今、ESPNのアナリスト、キース・ロウにハマっています。元ブルージェイズのGM補佐という経歴のロウは今年6月からESPNに加入。スカウティング・レポートやトレード分析、コラムなどを担当しているんですが、どこが好きかってその毒舌ぶり。よくもまあここまで底意地の悪い悪口が思い浮かぶなあと感心するばかりなのです。
ポストシーズン中、カージナルスのデビッド・エクスタインが一時、不調に陥った時は「今の状態では、ファンゴバットを持たせてもビーチボールすら打てないだろう」と書いたロウが最近、特に冴えていた(?)のが、マリナーズが2選手との交換で、オールスター選出3回、通算打率.301の二塁手ホゼ・ビドロをナショナルズから獲得したトレードへの批判。
まず、「マリナーズが何を考えているのかまったくわからない。イブプロフェンを2錠飲んで、ようやくこの分析に着手できた」と始め、33歳でヒザに故障を抱えているビドロと、将来性のある若手2人(外野手のクリス・スネリングと投手のエミリアーノ・フルート)では割に合わないと主張。そして極めつけが次の文章。「さらにバカげたことに、マリナーズはビドロの09年の契約オプションを行使するらしい――彼はその頃には、歩行器かチームメイト2人の助けなしには一塁ベースにもたどり着けないだろうに」
かなり際どいブラックユーモアではありますが、きっちり核心を衝いている点はさすが。編集者として、彼のような文章センスを早く身につけたい(?)と思う今日この頃なのです。
(イ)
次回更新は12月28日(木)です。
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◆松坂が乗る飛行機はボストン行き? それとも日本行き?
松坂大輔とレッドソックスとの契約交渉が大詰めを迎えています。デッドラインは現地12月14日24時(日本時間15日午後2時)。代理人のスコット・ボラスは「松坂ならFA市場に打って出れば5〜6年で計1億ドル(約115億円)の価値がある」と主張。レッドソックスのセオ・エプスティーンGMも松坂に1億ドルの価値があることを認めていますが、入札金込みとの考えです。
ボラスはイチローが2001年にポスティングでマリナーズと契約した金額が安すぎたとして、「松坂には正当な金額を」と要求しています。それはそれで正しいと思いますが、松坂の気持ちはどうでしょう。多少安くても、来シーズンはメジャーで投げたいと思っているはずです。レッドソックス側は、交渉している南カリフォルニアからボストンへ、身体検査のために松坂をつれて帰りたい意向。しかし、ボラスは契約がまとまらない限り、ボストン行きを承知しないでしょう。
レッドソックスがデッドライン前に松坂と契約して身体検査を受けさせるには、交渉のタイムリミットをかなり前倒しする必要があります。チャーター機のボストンへの出発は13日の予定。果たして松坂が乗る飛行機はボストン行きなのでしょうか、それとも空しく日本行きに乗るのでしょうか。私を含め、日本のファンのほとんどがボストン行きを祈っています。頼みますよ!(は)
次回更新は12月21日(木)です。
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